ガイド

縞が入る・中間調が出ない写真彫刻

縞と、平板で階調が潰れた写真とは、原因が別です。この2つを取り違えるから、何時間も設定を変えても近づけない人が多いのです。

Vextrifyチームが確認し、自社のレーザー工房でテストしています · 更新 · テスト方法

Vextrifyを無料で試す
01

2つの問題を見分ける

均一な中間グレーの四角を彫刻してください。縞が出るなら、原因は写真ではなく、機械か間隔です。四角が均一なのに写真だけ中間調が出ないなら、原因は画像の下処理です。この1つのテストで、当てずっぽうの調整の大半を省けます。

  • グレーの四角に縞 → 機械または間隔
  • グレーの四角は均一 → 画像の下処理
  • 正しい側から先に直す
Photo Studioを開く
02

縞(バンディング)の直し方

ベルトの張りと、ガントリーが直角に動いているかを確認し、往復の線が合うようにスキャンのオフセットを調整します。ライン間隔がスポットに合っているかも確かめてください。間隔がスポットよりかなり広いと隙間が見え、かなり狭いと重なって濃さにムラが出ます。ヘッドが焼く前に全速に達するよう、オーバースキャンも十分に取ってください。1つずつ変更して、そのたびにグレーの四角でテストしましょう。

  • ベルトと、直角の出たガントリー
  • スキャンのオフセットを調整
  • ライン間隔をスポットに合わせる
03

中間調が出ないときの直し方

素材は画面の想像より暗く焼き上がります。カメラから出したままの写真を彫刻すると、中間調が失われ、暗部がつぶれます。素材に合わせて中間調を持ち上げ、顔の細部は全体のコントラストではなく、局所的なコントラストで残しましょう。ドットパターンも比べてください。滑らかなグラデーションに強い方式とそうでない方式があります。すでにディザリングした画像に、別のドットパターンを重ねるのは避けてください。

  • 素材の焼き込みに合わせた階調
  • 顔は全体ではなく局所的なコントラストで
  • ディザリングを二重にかけない
04

Vextrifyの階調処理

Photo Studioは、12種類の素材プロファイルのどれかから始めます。明るい木材の写真では、大きな形と細部を分けて処理するため、顔の線がノイズにならずに残ります。また、本当に真っ黒な部分は黒のまま保ち、写真の部分にはドットパターンを残します。これらの工程は、固定した3枚の基準写真に対して調整しているので、1枚に効く変更が、ほかの写真を知らないうちに悪くすることはありません。書き出す前に、10種類のディザリング方式とグレースケールを、ライブプレビューで比べられます。

  • 12種類の素材プロファイルが出発点
  • 明るい木材では、ノイズなしで細部を残す
  • 3枚の基準写真に対して調整

よくある質問

レーザー写真に横線が入るのはなぜですか?

たいてい機械側か間隔の問題です。ベルトのゆるみ、スキャンのオフセット未調整、オーバースキャン不足、スポット径に合っていないライン間隔などです。均一なグレーの四角でテストしてください。

レーザー写真が白と黒だけになるのはなぜですか?

素材の焼き込みの暗さが下処理で考慮されていないか、ドットパターンが細かい階調を保てていません。素材に合わせて中間調を持ち上げ、ディザリング方式を比べてください。

写真にはグレースケールとディザリングのどちらを使うべきですか?

レーザーと素材によります。テスト用の端材で両方を比べてください。ダイオードやCO2の多くの環境では、ドットパターンのほうが中間調を安定して保てます。